皆さん、こんにちは!今年定年を迎え、憧れだったアレコレに挑戦中の初心者ブロガー、てつやです。この「やってみた!」シリーズも、おかげさまで第15弾となりました。
これまで、長年の夢だった「ブログの開設」から始まり、趣味の「車中泊」仕様に愛車をカスタムしていく様子や、車中泊ライフを快適にするアイテムの体験レポートをお届けしてきました。
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さて、私の車中泊に欠かせない相棒の一つに「ポータブル冷蔵庫」があります。もともとは、車中泊の「食」の問題を解決するために導入した、頼れる存在でした。
「旅先で出会った新鮮な魚介を、気兼ねなく買って夕食で堪能したい!」 「真夏の夜、キンキンに冷えたビールで喉を潤したい!」
こうした願いを叶えてくれるポータブル冷蔵庫は、もちろん旅先で大活躍。その実力は重々承知していたつもりだったのですが…。最近になって、この相棒が持つ「もう一つの顔」に気づいてしまったのです。
結論から申し上げますと、車中泊だけでなく「日常使い」での思わぬメリットが、私の生活の質(QOL)を爆上げしてくれました!
この記事では、私が長年愛用しているポータブル冷蔵庫「F40C4TMP」が、いかにして私の旅と日常を豊かにしてくれているのか。その真価を改めてレポートします。長年使っているからこそわかるリアルな感想が、ポータブル冷蔵庫の導入を迷っている方の背中を、そっと押せたら幸いです。

ポータブル冷蔵庫が手放せない!私が愛用し続ける2つの理由
私がこのポータブル冷蔵庫を車に常備しているのには、今や2つの大きな理由があります。一つは元々の目的、そしてもう一つは、最近その価値に気づき、私の暮らしを驚くほど豊かにしてくれた「新たな発見」です。
理由その1:【本来の目的】旅の「食」を諦めない!自由気ままな車中泊のために
一つ目の理由は、やはり「車中泊や旅行時の食の自由度を高めるため」です。これを語らずには始まりません。導入前は、皆さんご想像の通りクーラーボックスが相棒でした。しかし、高性能な製品でも真夏の炎天下では数時間が限界。朝入れた氷が昼過ぎにはただの水、なんてことも日常茶飯事でした。
そうなると、行動が大きく制限されてしまいます。 「この土地の新鮮な牛乳を飲みたいけど、すぐに飲み切らないと…」 「美味しそうな地魚を見つけたけど、今夜の宿泊地まで持つだろうか…」 「夕飯の買い物は、なるべく調理の直前にしないと…」
こんな風に、常に食材の鮮度を気にしながら旅をするのは、なかなかに窮屈なものです。その点、ポータブル冷蔵庫があればどうでしょう。-22℃まで設定できる冷凍機能は、アイスクリームや冷凍食品の長期保存も可能にしてくれます。もちろん、冷蔵機能で飲み物をいつでも冷たい状態で保てる安心感は、何物にも代えがたいですね。
この「鮮度を気にしなくていい安心感」こそが、気ままな旅の最大の味方。時間に縛られず、心惹かれる食材との出会いを純粋に楽しめる。そんな自由な旅のスタイルに、ポータブル冷蔵庫は不可欠な存在なのです。
理由その2:【新たな発見】日常の買い物がストレスフリーに!
そして二つ目の理由。これこそが、長年使ってきた中で最近になって気づいた、嬉しい誤算でした。それは「日常の買い物における保冷の悩みからの解放」です。
我が家では週に数回、車で少し離れたスーパーまで買い出しに行きます。特に夏場は、生鮮食品や冷凍食品を買った後、「寄り道せずに真っ直ぐ家に帰らないと!」という妙なプレッシャーがありました。買い物のついでに少し足を延して、景色の良い公園で一休み…なんてことも、ままなりませんでした。
しかし、ある日ふと思ったのです。「待てよ、我が家には最強の冷蔵庫があるじゃないか」と。それ以来、車にポータブル冷蔵庫を常備するようになりました。スーパーで買ったお刺身も、アイスクリームも、気兼ねなく冷蔵庫へ放り込める。そうなると、心に大きな余裕が生まれます。
「帰りに、気になっていたカフェに寄ってみようか」 「ちょっと遠回りして、夕日を見てから帰ろう」
買い物の後の時間を「帰宅までのタイムリミット」ではなく、「自由な時間」として使えるようになったのです。これは、私の生活に革命的な変化をもたらしました。車が、単なる移動手段から「移動できるマイルーム」へと進化した瞬間でした。
なぜ「F40C4TMP」なのか?私がこれを選んだこだわりの理由
ポータブル冷蔵庫と一口に言っても、今や多種多様な製品が市場に出回っています。その中から、当時私が熟考の末に「これだ!」と選んだのが、この「F40C4TMP 車載冷蔵庫 18L」でした。選定にあたってこだわった、今もって正解だったと思えるポイントをご紹介します。
【私がF40C4TMPを選んだ理由】
- -22℃~55℃という圧倒的な温度設定範囲
- 車と家庭で使える便利な2Way電源
- 大きすぎず小さすぎない、絶妙な18Lという容量
①冷やすだけじゃない!「保温」もできる万能性
最大の決め手は、なんといってもその温度設定の幅広さです。多くのポータブル冷蔵庫が「冷蔵・冷凍」に特化している中、このF40C4TMPは-22℃のパワフルな冷凍から、なんと55℃の保温まで可能なのです。
夏はキンキンに冷えた飲み物やアイス、冬は温かいお茶や缶コーヒー、あるいはホカホカの肉まんを保温しておく…。そんな夢のような使い方ができます。車中泊は夏だけのものではありません。むしろ、空気が澄んで星空が美しい秋冬の車中泊も乙なものです。そんな時、この「保温機能」が心強い味方になってくれるに違いない、と直感したのです。季節を問わず、一年中活躍してくれる相棒。これこそ私が求めていたものでした。
②「外」でも「内」でも!シームレスに使える2Way電源
次に重視したのが電源です。このモデルは、車のシガーソケット(DC12V/24V)と、ACアダプターを使えば家庭用コンセント(AC100V)の両方に対応しています。
これが、想像以上に便利です。例えば、車中泊に出かける前日。家のコンセントに繋いで、あらかじめ庫内を冷やしておきます。そして出発の朝、冷えた食材や飲み物を詰め込み、そのまま車に積んでサブバッテリーのシガーソケットに繋ぎ替える。こうすることで、出発時から食材や飲み物を冷蔵庫から移し替えても保冷状態を維持できるのです。このシームレスな運用性の高さが、ストレスフリーな旅を支えてくれています。
製品スペックまとめ
製品名 | F40C4TMP 車載冷蔵庫 18L |
容量 | 18L(350ml缶:約28本 / 500mlペットボトル:約15本) |
温度設定 | -22℃~10℃(冷凍・冷蔵) / 25℃~55℃(保温) |
電源 | DC12V/24V(シガーソケット)、AC100V(要ACアダプター) |
消費電力 | 45W |
本体重量 | 約8.5kg |
特徴 | 急速冷凍、保温機能、低電圧保護機能 |
愛用者による設置レポート!愛車へのフィッティングと工夫
さて、ここでは私が長年愛用しているF40C4TMPの設置方法をご紹介します。
私の愛車フリード+は、リアスペースにサブバッテリーシステムを組んでいます。その操作パネルが鎮座している前の荷台スペースが、この冷蔵庫の定位置。車内からの出し入れも、リアゲートを空ければ、外からの食材の詰め込みや取り出しに丁度良い場所になります。
しかし、車中泊でフルフラットのベッドを展開すると、この冷蔵庫が足元に来てしまい、少々窮屈です。そこで、一工夫。車中泊仕様にカスタムした際にDIYで取り付けた、車内リアの両脇の棚に、厚手の板を一本渡せるようにしました。
就寝時は、この「渡り板」の上に冷蔵庫を移動させるのです。こうすることで、冷蔵庫の下に空間が生まれ、足を伸ばすスペースを確保できます。満杯の冷蔵庫を持ち上げる手間は一つ増えますが、快適な睡眠のためには些細なこと。自分の手で工夫を凝らし、車中泊環境をより快適にしていく。これぞDIYの醍醐味ですね。
【実践レビュー】車中泊で実感する!その揺るぎない実力とは?
先日も2泊3日の車中泊旅で大活躍してくれましたが、長年使っていてもその実力には毎回感心させられます。
驚きの保冷・冷凍性能!旅の食事が一変
まず素晴らしいのが、その冷却スピード。急速冷凍モードを使えば、常温の飲み物があっという間に飲み頃の温度になります。旅先では、現地のスーパーで買った新鮮なお刺身や朝食用の牛乳、玉子やハムなどを、ためらうことなく購入。冷蔵庫に入れておけば、翌日でも全く問題なく美味しくいただけます。
そして先日、旅の2日目の昼過ぎ。朝に買っておいた板チョコアイスを、冷凍モード(-18℃設定)の庫内から取り出しました。炎天下の車内で、カチカチに凍ったアイスが食べられる幸せ…。この感動は、何度経験してもいいものです。
冬が待ち遠しい!保温機能への期待
夏の旅が多かったので、実はまだ保温機能はフル活用できていません。しかし、試しに運転してみると、庫内はじんわりと温かく。設定温度の55℃は、コンビニの肉まんなどを温かく保つのにちょうど良い温度です。
今年の冬こそ、この冷蔵庫に温かいおでんや缶詰を入れて、雪景色を見ながら熱燗で一杯…なんていうのを実現したいです。夏の「冷」だけでなく、冬の「温」も提供してくれる。この一台があるだけで、車中泊の楽しみ方が無限に広がります。
気になる動作音は?就寝時のリアルな感想
ポータブル冷蔵庫を検討する上で、多くの方が気になるのが「動作音」ではないでしょうか。特に、静かな車内で眠るとなると、コンプレッサーの作動音は死活問題です。
正直に申し上げますと、全くの無音ではありません。設定温度に達するためにコンプレッサーが作動している間は、「ブーン」という低い音がします。しかし、一度設定温度に達してしまえば、あとは時折作動するだけ。その音質も耳障りな甲高い音ではなく、低めの安定した音なので、私自身はすぐに慣れてしまいました。むしろ、静寂の中でのこの規則的な音は、どこか心地よい子守唄のようにも感じられるほどです。音に非常に敏感な方でなければ、許容範囲内ではないかと思います。
まとめ:ポータブル冷蔵庫は、人生を豊かにする「最高の相棒」だ
今回、改めてその価値を見つめ直した、愛用のポータブル冷蔵庫。それは単に「便利な道具」という言葉では片付けられない存在でした。
車中泊においては、食の選択肢を広げ、行動の制約をなくし、旅そのものをより自由に、より奥深いものにしてくれる「旅の参謀」。
そして日常においては、買い物の後の時間に余裕を生み、暮らしの中に新しい発見や楽しみを増やしてくれる、「生活の革命家」。
「ポータブル冷蔵庫を車に常備する」。
それは、旅と日常の垣根を取り払い、人生の自由度を格段に引き上げてくれる、最高の選択だと確信しています。これから定年後の時間をどう楽しもうか考えている同世代の仲間たちへ。そして、車中泊やアウトドアを愛するすべての人へ。この小さな箱がもたらす、豊かで快適な生活を、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
さて、私の「やってみた!」挑戦は、まだまだ続きます。次は何の価値を再発見しようか…。この頼れる相棒と共に、また新しい景色を探しに出かけたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。