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やってみた!|車中泊でIHクッキングヒーターは使える?700Wポータブル電源で山善IHを徹底レビュー!

車中泊でIHクッキングヒーターは使える?700Wポータブル電源で山善IHを徹底レビュー! 車中泊

皆さん、こんにちは! 今年、晴れて定年を迎え、長年の夢だった「やりたいことリスト」を一つずつ消化していくことに生きがいを感じている、初心者ブロガーのてつやです。

このブログのタイトルは「やってみた!」。その名の通り、これまで憧れながらも先送りにしてきたアレコレに、体当たりで挑戦する日々の記録です。記念すべき第一弾の「ブログ開設」をなんとか終え、第二弾としてどっぷりハマっているのが「車中泊」の世界です。

これまでの挑戦の一部はこちら

回を重ねるごとに、少しずつ快適になっていく自分の「秘密基地」に、なんとも言えない愛着が湧いてくるものですね。そして、次なるテーマとして私が掲げたのが「車中泊の食事の充実」です。

今回は、車中泊の食生活を劇的に、そして安全に変えてくれた頼もしい相棒、IHクッキングヒーターの導入レポートです。「ポータブル電源で本当に使えるの?」「火力が弱くて調理にならないんじゃ?」といった疑問をお持ちの方に、私の実体験が少しでもお役に立てば幸いです。

山善IHクッキングヒーターYEL-S100(W)の画像
山善IHクッキングヒーターYEL-S100(W)とポータルブル電源

車中泊でのお楽しみは、なんといっても食事!

旅の醍醐味といえば、皆さんは何を思い浮かべますか?美しい景色、温泉、歴史的な建造物巡り…どれも素晴らしいものですが、私はやはり「食事」が大きな楽しみの一つです。

その土地ならではの名物料理をいただくのはもちろん最高ですが、旅先の道の駅や直売所で見つけた新鮮な食材を、自分の手で調理して味わうのも、また格別なもの。車窓に広がる絶景を眺めながら、自分で淹れた熱々のコーヒーをすする…想像しただけで、口元が緩んでしまいます。

これまでの車中泊では、安全を第一に考え、調理はもっぱらお湯を注ぐだけのカップ麺や、コンビニのお弁当に頼りがちでした。それはそれで手軽で良いのですが、やはりどこか物足りなさを感じていたのも事実。「せっかくなら、もっと温かい、心のこもったものが食べたい」。その思いが日に日に強くなっていったのです。

料理するところから楽しみたい

ただお腹を満たすだけでなく、料理をする時間そのものを楽しみたい。これも、私が車中泊の食事にこだわりたい理由の一つです。

現役時代は仕事に追われ、なかなかゆっくりと料理に向き合う時間もありませんでした。定年を機に、これからは自分のため、そして隣に座る妻のために、のんびりと腕を振るう時間も大切にしたいと考えています。

例えば、朝。鳥のさえずりを聞きながら、フライパンでソーセージを焼き、パンを温める。立ち上る香ばしい匂いと、ジュージューという音。これが最高の目覚ましになります。夜には、地元の野菜をたっぷり使った簡単なスープを作り、体を芯から温める。そんな何気ない時間が、旅の思い出をより一層豊かなものにしてくれるはずです。

だけど…狭い車内では火を使いたくない

しかし、ここで大きな壁にぶつかります。それは「火気の取り扱い」という問題です。

車中泊で調理といえば、カセットコンロが一般的です。手軽で火力も強く、多くの方が利用されています。しかし、私はどうにも、あの狭い車内で火を使うことに強い抵抗感がありました。

一番の心配は、一酸化炭素中毒の危険性です。換気をすれば良いとは言いますが、雨の日や寒い季節には窓を開けっ放しにするのも難しい。うっかり火をつけたまま寝てしまったら…と考えると、ぞっとします。

また、火災のリスクも無視できません。万が一、調理中にコンロが倒れたり、何かに燃え移ったりしたら、あっという間に取り返しのつかないことになります。愛車が燃えてしまうなんて、想像もしたくありません。

「安全に、安心して、車中泊を楽しみたい」。この大原則を譲ることはできませんでした。温かい料理への憧れと、火への恐怖。このジレンマを解決してくれる方法はないものか…と、頭を悩ませる日々が続きました。

答えは「オール電化」!

そんな悩みを抱えながら、インターネットで情報収集をしたり、家電量販店をぶらぶらしたりしていたある日、私の目に飛び込んできたのが「IHクッキングヒーター」でした。

これだ!と思いました。

IHクッキングヒーターなら、火を一切使いません。電気の力で鍋自体を直接加熱する仕組みなので、一酸化炭素中毒の心配はゼロ。火災のリスクもカセットコンロに比べて格段に低くなります。五徳がないフラットな形状なので、使い終わった後の掃除が簡単なのも、ズボラな私には嬉しいポイントです。

「車内をオール電化する」。このコンセプトこそ、私が求めていた安全で快適な車中泊スタイルへの答えだったのです。希望の光が見えた瞬間でした。

だけど電源問題、700Wのポータブル電源で使えるのか?

しかし、新たな問題が浮上します。それは「電源」の問題です。

IHクッキングヒーターは、ご存知の通り消費電力が大きい家電です。家庭用のコンセントで使う分には問題ありませんが、車中泊で頼りになるのはポータブル電源。私が持っているのは、定格出力700Wのモデルです。

一般的に、IHクッキングヒーターは1000Wや1400Wといった高出力の製品が多く、700Wのポータブル電源ではスペック的に動かせないものがほとんど。「やっぱり無理なのか…」と諦めかけたその時、救世主となる製品を見つけたのです。

私が選んだIHクッキングヒーター「[山善] YEL-S100(W)」

それが、今回ご紹介する[山善]のIHクッキングヒーター「YEL-S100(W)」です。 (※現在は後継機種として、火力が5段階になった「EER-S100(B)」が販売されているようです)

なぜこのモデルを選んだのか?3つの決め手

数ある製品の中から、私がこのモデルに決めた理由は、大きく3つあります。

決め手①:700Wのポータブル電源でも使える「省電力性」

この製品の最大の魅力は、火力を6段階で調整できる点にありました。スペック上の最大消費電力は1000Wですが、火力を下げれば、それ以下の消費電力で運転できるのではないかと考えたのです。

結論から言うと、この目論見は大成功でした。

実際に私の700Wのポータブル電源で試したところ、最大火力の「急速加熱(1000W)」では電源の保護回路が働いてしまい使えませんでしたが、「中(500W)」までの火力であれば、問題なく使用することができたのです! これには本当に感動しました。500Wでも、お湯を沸かしたり、簡単な炒め物をしたりするには十分なパワーです。

決め手②:絶妙なサイズ感と、驚きの手頃な価格

このIHヒーターは、直径20cmまでの鍋に対応しています。車中泊で使う一人用、二人用のクッカーや小型のフライパンにはジャストサイズ。大きすぎず、小さすぎず、まさに求めていたサイズ感でした。

そして何より驚いたのが、その価格です。近所の家電量販店を覗いてみたところ、なんと税込みで4000円ほどで購入できてしまいました。この価格で、車中泊の安全と食の楽しみが手に入るなら、決して高い買い物ではないと即決しました。

決め手③:やっぱり頼れる「国内メーカー」の安心感

そして最後の決め手は、「山善」という国内メーカーであることの安心感です。インターネット通販では海外製の安価な製品もたくさん見かけますが、電気製品、特に熱を発する製品となると、やはり品質や安全性が気になります。

その点、日本の厳しい安全基準をクリアしているであろう国内メーカーの製品は、信頼感が違います。Amazonのレビューを見ても高評価が多く、多くのユーザーに支持されていることも、私の背中を押してくれました。

ドキドキの”火入れ式”!実際に使ってみたリアルな感想

購入したIHヒーターを抱え、早速いつもの車中泊スポットへ。いよいよ、記念すべき”電気による火入れ式”です。

ポータブル電源にプラグを差し込み、電源ボタンをオン。ピッという電子音と共に、操作パネルが点灯しました。この時点で、すでに感動です。

まずは、コーヒー用のお湯を沸かしてみることにしました。ケトルに500mlの水を入れ、火力を「中(500W)」に設定。ファンが「ウィーン」と静かに回り始め、しばらくするとケトルの底からフツフツと気泡が。そして、5〜6分ほどで、無事に沸騰させることができました。カセットコンロと比べても、遜色ないスピードです。何より、火が出ていないのにお湯が沸く、という光景が新鮮で、一人でニヤニヤしてしまいました。

次に、ソーセージを焼いてみました。小さなフライパンを乗せ、同じく火力「中」で加熱。油を引くとすぐに温まり、ソーセージを投入すると「ジューッ!」という、あの食欲をそそる音が車内に響き渡ります。火加減も安定しており、焦げ付かせることなく、実に美味しそうな焼き色をつけることができました。

【使ってみて分かったこと】

  • 火力は十分: 500Wでも湯沸かし、炒め物、煮物など、基本的な調理は全く問題なし。
  • 操作が簡単: ボタン操作がシンプルで、直感的に使える。
  • 手入れが楽: 使用後は、固く絞った布巾でサッと拭くだけ。油がこびりつくこともなく、衛生的。
  • 動作音は静か: ファンの音はしますが、車内で気になるほどの大きさではありませんでした。

火を使わないという安心感は、想像以上のものでした。これなら、少し窓を閉め切った状態でも、換気を気にしすぎる必要がありません。調理の心理的なハードルが一気に下がったのを感じました。

まとめ:IHクッキングヒーターで、車中泊はもっと自由で安全になる!

今回、思い切ってIHクッキングヒーターを導入したことで、私の車中泊のスタイルは、間違いなく新たなステージに進んだと確信しています。

「火を使わない」という絶対的な安全を手に入れたことで、これまで躊躇していた車内での本格的な調理に、気兼ねなく挑戦できるようになりました。それは、ただ空腹を満たすという行為から、「旅先で食を創造する」という新たな楽しみへの扉を開けてくれたのです。

私と同じように、「車内で火を使うのは怖いな」「ポータブル電源の容量が小さいからIHは無理かな」と諦めていた方がいらっしゃったら、ぜひ「山善」のIHクッキングヒーターを検討してみてはいかがでしょうか。700Wクラスのポータブル電源でも、工夫次第で十分に活用できることを、私の実体験としてお伝えします。

これからは、この頼もしい相棒と一緒に、アヒージョやパスタ、ちょっとした鍋料理にも挑戦してみたいと、夢は膨らむばかりです。

さて、次の「やってみた!」では、このIHヒーターを使ってどんな美味しいものを作ろうか…。考えるだけで、ワクワクが止まりません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 それでは、また次の挑戦でお会いしましょう!

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