皆さん、こんにちは!てつやです。
「言葉と写真で伝えるブログ術」シリーズ、いよいよ最終回です!
今回は、これまでの学びを総動員した「実践編」をお届けします。
私が定年記念で訪れた「ふもとっぱらキャンプ場」での車中泊体験を題材に、
1つの記事が完成するまでの全8ステップを実況解説します。
この記事でわかること
- 60代初心者ブロガーのリアルな記事制作フロー(全8ステップ)
- 失敗から学んだ「言葉と写真のバランス」の取り方
- 読者の信頼を勝ち取る「正直なライティング」のコツ
【これまでのおさらい】
それでは早速、記事制作の現場をお見せしましょう!
📌 この記事で解説する実例
👉 60代ソロ車中泊|聖地ふもとっぱらで見た天国と地獄!
この「期待と現実のギャップ」をどう記事としてまとめるか。
実際の制作フローを、包み隠さず公開します。

記事を書く前の「てつや流チェックリスト」
私は記事を書き始める前に、必ずこのチェックリストを確認します。これを意識するだけで、内容のブレがぐっと少なくなりました。
📋 記事制作前の5つのチェック

いきなり書き始めると迷子になってしまう……」 そんな私が、完成度を上げるために自分に課している「5つの約束」です。
✅ 1. この記事で伝えたい「核心」は何か?
→ 一文で書き出せるまで考えを整理します。
まず、「この記事で最も伝えたいこと」を一文で書き出します。
良い例:「初めての車中泊でも、この3つの準備をすれば快適に過ごせる」
悪い例:「車中泊について色々紹介する」
この核心が明確でないと、文章も写真も焦点がぼやけてしまいます。
✅ 2. この内容は言葉だけで伝わるか?
→ 伝わりにくい部分(絶景や配置など)をあらかじめマークします。
記事の構成を考えながら、「ここは言葉だけだと分かりにくいな」という部分に印をつけます。
例:
- 「車内レイアウト」→ 言葉だけでは難しい → 図解が必要
- 「キャンプ場の絶景」→ 言葉で説明しきれない → 写真が必要
- 「なぜ車中泊を始めたか」→ 言葉で十分伝えられる → 文章のみでOK
✅ 3. 写真や図解があった方が分かりやすい部分はどこ?
→ 撮影した素材を見直し、足りないものは図解を検討します。
例えば、車中泊記事なら:
- 到着時の景色
- キャンプ場の全景と設備
- 朝食準備の様子
- 翌朝の富士山
- 金山テラスでの朝霧高原ラーメン
このリストを作ってから撮影に臨むと、「あの写真撮り忘れた!」という事態を防げます。
✅ 4. 図解にすべき構造や手順はあるか?
→ 「A→B→C」という流れや「比較」は、文章より図解が適しています。
以下のような内容は、文章より図解の方が効果的です:
- 手順やフロー(A→B→Cという流れ)
- 比較検討(複数の選択肢を並べる)
- 関係性(AとBの関連性)
- 構造(全体の中での位置づけ)
✅ 5. 読者が「自分も体験したい」と思える要素はあるか?
→ 情報だけでなく、自分の「感情」が動いた瞬間を盛り込みます。
単なる情報提供ではなく、読者の心を動かす記事にするために:
- 失敗談や試行錯誤のプロセスを入れる
- 「なぜ」そう感じたのか、感情を言葉にする
- 主観的な視点の写真を入れる(自分の目線)
【実況】車中泊記事ができるまでの全工程

では、実際に私が「ふもとっぱら車中泊」の記事を作った時の流れを、ステップバイステップでお見せします。
🚗 テーマ:「ふもとっぱらキャンプ場での車中泊体験」
STEP 1:体験する(素材を集める)
まず、実際に車中泊に出かけます。この時点で、先ほどのチェックリストを持参して、“現場で感じたリアル”をそのまま素材にします。ここでの観察力が記事の説得力を決めます。
撮影した写真:
- 到着時の富士山の絶景(快晴時)
- キャンプ場の全景(牛舎トイレと富士山)
- ガラガラだったEサイトの様子
- 朝食準備の様子(目玉焼きとコーヒー)
- 翌朝の曇り空の富士山
- 金山テラスでのラーメン(※食べ終わった後のどんぶり)
メモした内容:
- 到着時の気温と日差しの強さ
- 夜間のトイレで迷子になった経緯(30分さまよった)
- FFヒーターがなくて寒くて眠れなかったこと
- 朝の霜と夜露で靴がびしょ濡れになったこと
- 標高が高い場所での予想外の日焼け
- 雲に覆われて星空が見られなかった残念さ
ポイント:
「失敗したこと」こそ、忘れずにメモしてください。これが後に記事の「宝」になります。
STEP 2:核心を一文にまとめる(帰宅後すぐ)
体験の余韻があるうちに、記事の背骨を決めます。
今回の核心:
「ふもとっぱらでの初めての車中泊は、準備不足で寒さと夜の闇に苦しんだけれど、雄大な富士山の絶景が全てを帳消しにしてくれた最高の体験だった」
ポイント:
失敗も含めて正直に核心をまとめることが大切です。
STEP 3:記事の構成を考える(言葉の骨組み)
核心をもとに、記事の流れを箇条書きで作ります。
1. 導入:なぜ「聖地ふもとっぱら」を選んだか(文章)
2. 到着時の感動と快晴の富士山(文章+写真1枚)
3. 【失敗談1】場所選びのミス(奥まったガラガラのエリアを選択)(文章+写真1枚)
4. 日中の暖かさと予想外の日焼け(文章)
5. 夜の寒さと曇り空(星空が見られなかった残念さ)(文章)
6. 【失敗談2】夜のトイレで30分迷子(文章)
→ ここは「記事のメイン」。言葉で丁寧に語る
7. 霜と夜露の朝、手作り朝食で温まる(文章)
8. 金山テラスで朝霧高原ラーメン(文章+写真1枚)
9. まとめ:お勧めポイントと次回の対策(文章+表)
ポイント:
失敗談を構成の中核に据えることで、読者にとって価値ある記事になります。
STEP 4:文章を書く(言語化のプロセス)
構成に沿って、一気に書きます。
この段階では完璧を求めず、思ったことをそのまま言葉にすることを優先します。
これは第1回でお話しした”言語化の力”を実践する部分です。
体験を言葉で再構成することで、自分自身の理解も深まります。
例:
広大な草原の向こうに、裾野までくっきりと広がる雄大な富士山。
その圧倒的な存在感に、「ああ、本当に来たんだな」と、60歳を過ぎた男の心が、
まるで遠足前の子どものように高鳴るのを感じました。
しかし、昼間の開放感と絶景が、夜には全く別の顔を見せるという当たり前のことを、
この時の私は想像すらしていなかったのです…
ポイント:
「私」を主語にして、感情を素直に書くことです。
STEP 5:写真を選び、配置する(非言語表現の追加)
これは第3回でお話しした「写真・図解で言葉を補完する」を実践する段階です。
文章だけでは伝わらない部分を視覚で補います。
撮影した写真から、記事に合う3枚を厳選します。
選ぶ基準:
- 文章では伝えきれない情報が写っているか
- 読者が「いいな」と感じる感情が写っているか
- ブレていない、見やすい写真か
配置のコツ:
- 文章の「ここに写真があったら分かりやすい」という箇所に挿入
- 写真だけを連続で並べない(文章で間をつなぐ)
- 見られなかった星空は無理に言語化せず、「残念だった」という事実を書く
実際の配置例(ふもとっぱら記事):
- 牛舎トイレ背後の富士山(キャンプ場のシンボル的な写真)
- ガラガラだったEサイトの様子(場所選びの判断を視覚化)
- 食べ終わった朝霧高原ラーメンのどんぶり(失敗談:撮影忘れのリアルさ)
ポイント:
わずか3枚でも、要所を押さえれば十分伝わります。むしろ、失敗(ラーメンの撮影忘れ)も含めて正直に書くことで、リアルさが増します。
【補足:画像作成の時短テクニック】
このSTEP 5では、自分で撮影した写真を活用する流れをご紹介しましたが、抽象的な概念を図解したり、記事のセクションに合う差し込み画像を用意する際は、別のアプローチが必要です。
私は当初、フリー素材サイトを何時間も探したり、PowerPointで図解を作ったりしていましたが、この作業だけで3時間かかることも…。
そこで、AIツールを組み合わせる「リレー方式」を取り入れたところ、作業時間を30分まで短縮できました。記事の内容に完全に合った、オーダーメイドの画像が作れるようになったんです。
画像作成でお困りの方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ [AIリレー方式で画像作成を劇的に効率化する方法
STEP 6:図解や表を追加する(情報の構造化)
失敗体験を「教訓」として表にまとめます。読者が同じ失敗をしないための「親切心」です。
| カテゴリ | 今回の失敗(体験) | 次回への対策(気づき) |
|---|---|---|
| 防寒 | 寝袋のみで寒くて眠れず | FFヒーターの導入(5月に実施予定) |
| 照明 | 夜のトイレで30分迷子 | 車外への目印設置、GPS活用 |
| 履物 | 朝露で靴がびしょ濡れ | 防水靴または長靴持参 |
| 日焼け | 標高を甘く見て日焼け | 帽子・日焼け止めの徹底 |
ポイント:
この表があることで、読者が同じ失敗を避けられる実用的な情報になります。
STEP 7:全体を読み直し、バランスを調整する(最終チェック)
- 長すぎる段落は改行を入れ、重要な言葉を太字に
- 写真が少ない箇所に1枚追加
- 「4,000文字に画像3〜5枚」のバランスを確認
- 誤字脱字のチェック
ポイント:
今回のふもとっぱら記事は約5,000文字で写真3枚。これでも十分伝わる記事になりました。
STEP 8:公開して、反応を見る
公開後、読者のコメントを確認します。
実際のコメント例:
「場所選びのミス、とても参考になりました」
「GPSピンの提案、次回実践します」
「正直なレポートが良かったです」
ポイント:
この反応が、次の記事制作のヒントになります。特に失敗談への反応が良かったことが、私にとって大きな学びでした。
失敗から学んだ「バランスの取り方」3つのコツ
第3回で紹介した“言葉にできない部分は非言語で補う”という考え方を、ここでは実際の写真配置でどう実践したかをご紹介します。
💡 コツ1:「写真で説明できること」を文章で繰り返さない
写真は「事実」を伝え、文章は「意味や感情」を伝えます。
失敗例:
写真:車内レイアウトの全景
文章:「車の後部座席を倒して、そこに寝袋を敷いて、
枕は左側に置いて、右側には荷物を置いて…」
→ 写真を見れば分かることを、わざわざ文章で説明している
改善後:
写真:車内レイアウトの全景
文章:「コンパクトな車でも、工夫次第で快適な寝床が作れました」
→ 写真に情報を委ね、文章では「なぜ」「どう感じたか」を書く
💡 コツ2:言葉にできない部分は、無理に言語化しない
第2回を読んでくださった方へ:
第2回では、「満天の星空の感動を言葉にする難しさ」についてお話ししました。あれは、別の車中泊で体験した、言葉にできないほどの美しい星空でした。
一方、今回題材にしているふもとっぱらでは、星空は見られませんでした。厚い雲に覆われ、月明かりすらない本当の闇。
しかし、その夜に体験したのは、別の種類の「言葉にならない感覚」でした。トイレから戻れず、30分も闇の中をさまよった恐怖。これもまた、言葉では伝えきれない、身をもって体験しないと分からない感覚です。
美しさも、恐怖も、どちらも「言葉にできない余白」があります。
NG例(架空の体験を書く):
ふもとっぱらの記事で、実際には見られなかった星空について
「星がキラキラと輝いていて、天の川がはっきり見えて、流れ星も3個見えて、
本当に美しかったです」
→ 期待していた体験を、あたかも見たかのように書いてしまう
OK例(正直に書き分ける):
別の車中泊での体験:
「満天の星空を前に、言葉では表現しきれない感動を覚えました」
→ 実際に体験した美しさを、言葉少なめに伝える
ふもとっぱらでの体験:
「星空観察を楽しみにしていましたが、日が落ちると同時に厚い雲に覆われてしまい、
月明かりすらない本当の闇。
その代わりに体験したのは、夜のトイレで30分迷子になるという、
これもまた言葉にならない恐怖でした。」
→ 期待外れだったこと、代わりに別の体験をしたことを正直に書く
2つの夜を正直に書き分けることで:
- 読者は「この人は実体験を書いている」と信頼してくれる
- 失敗談が共感を呼び、コメントが増える
- 「美しさ」と「恐怖」、両方の「言葉にならない体験」が伝わる
実際、この書き方にしたところ、読者から「正直なレポートが参考になりました」「星空が見られなくても、ふもとっぱらの魅力が伝わりました」というコメントをいただきました。
💡 コツ3:「失敗」こそ言葉で丁寧に語る
写真は成功した瞬間しか写せません。だからこそ、失敗や試行錯誤は言葉でしっかり伝えることが重要です。
良い例(実際のふもとっぱら体験):
「夜中、尿意が我慢の限界に。意を決して車の外に出ると、そこに広がっていたのは期待していた星空ではなく、月明かりすらない本当の闇。
トイレで用を足し、さあ車に戻ろうとした、その時でした。『あれ…?俺の車、どっちだっけ?』
周りは見渡す限りの闇。同じようなフリードや似たような色の車が点在しており、自分の車がどれなのか全く分からない。
冷や汗をかきながら、闇雲に歩き回ること実に30分。自分が目印のつもりで車のダッシュボードに置いていた小さなランタンの灯りを見つけた時の安堵感は、今でも忘れられません。」
この「失敗のプロセス」こそが、読者にとって最も価値のある情報になります。完璧な記事より、リアルな試行錯誤がある記事の方が、共感を呼ぶのです。
この記事の反応:
「場所選びのミス、とても参考になりました」
「GPSピンの提案、次回実践します」
といったコメントをいただき、失敗談が最も役立つ情報になると確信しました。
まとめ:シリーズ完結!ここまでの学びを振り返る

この達成感こそが、ブログを続ける原動力です。
「言葉と写真で伝えるブログ術」全4回にお付き合いいただき、ありがとうございました。
このシリーズを通じてお伝えしたかったことを、改めてまとめます。
そして、最も大切なこと——
完璧な表現など存在しない。大切なのは、自分なりの方法で、誠実に伝え続けることです。
定年後のブログは、いわば「人生の実験場」です。 うまく書けなくても、写真が下手でも構いません。大切なのは、自分なりの方法で誠実に伝え続けること。その試行錯誤のプロセス自体が、私たちのセカンドライフを豊かにしてくれると信じています。
👣 あなたへの一歩
もし、あなたが「ブログを始めたいけど、うまく書けるか不安」と思っているなら、このシリーズが背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
もし、すでにブログを書いているなら、言葉と写真のバランスを見直すヒントになれば幸いです。
表現の正解は一つではありません。あなたなりの「言葉と写真の組み合わせ」を見つけてください。
私も、これからも試行錯誤を続けながら、このブログで新しい挑戦を記録していきます。車中泊、ピアノ演奏、星座観察、そしてブログ術——まだまだ学ぶことはたくさんあります。
あなたは、自分の体験をどう記録していきますか?
もしよろしければ、コメント欄で教えてくださいね。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
▼このシリーズの全記事
- 👉【第1回】言語化の価値と人生の整理
- 👉【第2回】言語化の限界と大切な余白
- 👉【第3回】写真と図解で伝える非言語表現の力
- 👉【第4回】実践編!言葉と写真をバランスよく使うコツ(本記事)
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