「よし、ブログを始めるぞ!」と意気込んでみたものの、真っ白な画面を前に手が止まる…。
あなたも、そんな経験はありませんか?
皆さん、こんにちは!てつやです。
定年を機に「これまで先送りにしてきたアレコレを、全部やってみよう!」と一念発起。その最初の挑戦として、このブログを立ち上げ、ここに挑戦の日々を綴っていくことにしました。
ブログが全く初心者だった私が、サーバーだのドメインだのと格闘した奮闘記は以前にも書きましたが、それと同じくらい悩んだのが「記事の書き方」です。
▼ブログ開設奮戦記はこちらの記事です
ライティング関連の書籍では、「PREP法(プレップ法)」が文章構成の基本として紹介されています。
SEO(検索上位を狙う技術)に関する記事でも、「王道の構成パターン」として、PREP法やその応用型が繰り返し取り上げられています。
たとえば「結論から書け」「理由は3つに絞れ」「具体例を挙げて説得力を高めろ」といったセオリーが定番ですね。
…頭では分かるんです。確かにその方が読みやすいし、説得力もある。 でも、長年、仕事一筋だった私が、定年後にようやく手にした「自由な挑戦」の記録です。それを「型」に押し込めてしまったら、なんだか自分らしさが消えてしまうような気がして。
そんな違和感を抱えながら、私が選んだのは「物語型」——あとで知ったのですが「体験談型」という手法でした。 とにかく、自分が何を思い、何に悩み、どう乗り越えたのかを、時系列で正直に書いていくスタイルです。
そんな「王道から外れた」書き方で、ブログ初心者が6ヶ月間。 がむしゃらに書き続けた結果、何が起こったのか?
「PREP法が苦手…」と感じている初心者ブロガーさんへ。 先に結論を言うと、意外な発見がありました。そして、今だからこそ言える「本音」があります。
私の6ヶ月間の試行錯誤の記録、よろしければお付き合いください。
ブログ開設当初の悩み「何を、どう書けばいいんだ…?」
ブログを開設したはいいものの、最初の1週間は本当に手が動きませんでした。 「車中泊の記事を書きたい」「PCの便利な使い方を紹介したい」というネタはある。でも、いざ書こうとすると「…で、何から?」と。
仕事では報告書や企画書を山ほど作ってきました。そこでは「結論ファースト」が当たり前。 でも、ここは会社じゃない。私が感じた「ワクワク」や「失敗した!という焦り」を、どう表現すればいいのか。
「すごい。こんな便利なグッズがあったのか!」
「設定に3時間もかかった…トホホ」
この「生」の感情を、どうやって記事に落とし込むのか。 書きたいことはあるのに、言葉にならない。そんなもどかしい日々が続きました。
PREP法が「書けない」全盛時代。王道に馴染めなかった私の違和感
悩んだ私が手にしたのは、当然ながら「ブログの書き方」に関する本やネット記事です。 そこには、判で押したように「PREP法」という言葉が登場しました。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論の再確認)
この順番で書くと、論理的で分かりやすい文章になる、と。
ちなみに私が最初に手にして「面白い!」と思ったのは、この本でした。
- 書名:沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— アップデート・エディション
- 著者:松尾 茂起
- 発行:株式会社エムディエヌコーポレーション
- 発売: 株式会社インプレス
漫画のような物語形式で、SEOライティングの本質が学べる。これは楽しく読めました。
でも、ネット上で目にする「PREP法で書け」という”王道”が、当時の私にはどうにもしっくりこなかったのです。
PREP法が推奨される理由とSEOの「型」
確かに、この型は強力です。 読者はまず「この記事に何が書いてあるか(結論)」を知りたい。そして「なぜそう言えるのか(理由)」を知り、「本当に?(具体例)」で納得する。
Google検索で上位を目指すSEOの世界でも、この「読者の疑問に早く答える」構成は非常に重要視されています。 いわゆる「王道の構成パターン」ですね。
- 読者の悩みに共感する導入文
- 記事を読むメリットと結論の提示
- 結論に至る理由と具体例(本文)
- まとめ
理屈は分かる。でも「私の体験」はどこへ?
理屈は、本当にその通りだと思いました。 定年まで勤め上げた人間ですから、効率や論理性の重要さは骨身に沁みています。
でも、いざ自分のブログに当てはめようとすると、どうにも手が止まる。
例えば、私が初めて車中泊用にポータブル電源を買った時のこと。 PREP法で書くなら、こうなるでしょう。
- (結論)初心者の車中泊には〇〇というポータブル電源が最強です
- (理由)なぜなら、容量と価格のバランスが良く、操作も簡単だからです
- (具体例)実際に使ってみて、スマホの充電は〇回、電気毛布は〇時間使えました
- (結論)だから、迷ったらこれを買うべきです
…うーん、間違いなく分かりやすい。読者の疑問にも的確に答えている。
でも、私が本当に伝えたかったのは、そこだけじゃないんです。
「買うまでに3ヶ月悩んだこと」
「家電量販店で店員さんに質問を浴びせまくったこと」
「初めて車中泊で使った時、お湯が沸かせることに感動したこと」…。
この「物語」こそが、私の「やってみた!」の核心なのに、PREP法を意識すると、そうした「余談」がどんどん削ぎ落とされていく気がしたのです。 これじゃあ、どこかの企業サイトの製品レビューと何も変わらないじゃないか、と。
私が選んだ「物語型(体験談型)」というアプローチ
そこで私は、開き直ることにしました。 「型」にはめるのは一旦やめよう。 まずは、自分が経験したことを、自分が話したい順番で、自分の言葉で書いてみよう、と。
それが、私が勝手に「物語型」と呼んでいたもの。
あとで知ったのですが、これは「体験談型」という、ちゃんと名前のついたライティング手法の一つだったんです。
「やってみた!」を、そのまま言葉にする
私が大前提にしたのは、以下の3つです。
- 時系列を大切にする:なぜそれをやろうと思ったのか(動機)、何に悩み(葛藤)、どう行動したか(実践)、結果どうだったか(結果と感想)。
- 感情を隠さない:「嬉しかった」「困った」「驚いた」という感情を、そのまま書く。
- 読者も同じ道を通ると想定する:「私はここで躓いたので、皆さんは気をつけてくださいね」という目線を加える。
この書き方は、私には合っていました。 なにせ、定年を迎えたおじさんが、初めてのことに挑戦する「奮闘記」そのものです。 PREP法のように「結論はこれだ!」と断言するのではなく、「私はこうでしたよ」と語りかける。
この方が、読んでくれる人との距離が近くなる気がしましたし、何より私が書いていて楽しい。これは継続する上で一番大事なことでした。
私の記事での実践例(アフィリエイトの組み込み方)
例えば、趣味の車中泊グッズを紹介する記事やブログ運営での失敗談記事。
これらの記事も、まさに体験談型で書きました。 「最初はこんな失敗をした」「次にこれを試したら、少しマシになった」「最終的にこのグッズ・この方法に出会って、すべて解決した」という流れです。
そして、この「物語」の流れの中で、自然にアフィリエイトリンクを組み込むようにしました。
PREP法のように「これがオススメです(ドン!)」とリンクを貼るのではなく、 「散々悩んだ末に、私が『これだ!』と決めたのが、この〇〇でした。決め手は~」 という形で紹介する。
これなら、私の「体験」を損なわずに、商品の紹介もできる。 このスタイルが、私のブログの基本形になっていきました。
6ヶ月後の衝撃。分析したら「PREP法」を使っていた?
そうして「我流」とも言える物語型で6ヶ月間、記事を書き溜めてきました。 相変わらずアクセスは多くありませんが、少しずつ読んでくれる人も増えてきた。
そんなある日、ブログ仲間に記事を分析してもらう機会がありました。
「てつやさんの記事、PREP法が苦手だって言ってたけど、ちゃんとPREPの要素、しっかり入ってますよ」
…え?
一瞬、言葉の意味が理解できませんでした。
言われて、自分の記事を客観的に読み返してみました。 例えば、先ほどのポータブル電源の記事。
- 導入で「電源選びに悩んでますよね?私もでした」と語りかける。
- 本文で「私が〇ヶ月悩んだ末に選んだのは〇〇です」(結論)
- 「なぜなら、他の製品と比べて~という点が決め手で」(理由)
- 「実際に使ってみたら、こんなことができて感動しました」(具体例)
- 最後に「定年後の趣味を広げるには、最高の相棒ですよ」(結論の再確認)
…なってる。 確かに、時系列の「物語」の形をとってはいるけれど、読み終わってみれば「結論→理由→具体例→結論」の流れが、概ね含まれていたのです。
あなたも、自分の記事を読み返してみてください。意外な発見があるかもしれませんよ。
意識せずとも「結論→理由→具体例→結論」になっていたワケ
なぜ、あんなに苦手意識があったPREP法を、無意識に使っていたのか。 その理由は、ごく当たり前のことでした。
「人に分かりやすく伝えよう」と考えれば、自然とPREP法に似た構成になるんです。
私が体験談を書くとき、
「で、結局あなたは何が言いたいの?」
「どうしてそれに感動したの?」
「具体的に、どう便利だったの?」
と、自分自身にツッコミを入れながら書いていました。
その「読者の疑問を先回りして答える」作業が、結果的にPREP法の要素を組み込むことにつながっていたのです。
「物語型 vs PREP法」ではなかった

この発見は、私にとって衝撃でした。 私はずっと「PREP法(型)」か「物語型(自分らしさ)」か、二者択一だと思い込んでいた。
でも、違ったんです。 「PREP法」という論理構造を、「物語」というオブラートで包んで届ける。 これこそが、私が無意識にやっていたことであり、目指すべきスタイルだったのです。
物語型(体験談型)の光と影。6ヶ月の正直な振り返り
とはいえ、この「物語型(体験談型)」が万能かというと、そうではありません。 6ヶ月続けてみて感じた、正直なメリットとデメリットを整理します。
良かった点:自分らしさと、読者さんからの反応
何よりのメリットは「継続できたこと」です。 型に縛られず、自分の体験を自分の言葉で語れたので、書くことが苦になりませんでした。
そして、「自分らしさ」が出やすいこと。 私の奮闘記や失敗談を正直に書くことで、「てつや」という人柄が伝わる。 その結果、「私も同じところで躓きました」「応援しています」といった温かいコメントを頂けることもあり、これが本当に励みになりました。
デメリットと課題:冗長さと収益面
一方で、デメリットも正直に認めなければなりません。
それは、どうしても記事が冗長(じょうちょう:無駄に長いという意味)になりやすいこと。
物語を丁寧に書こうとするあまり、本筋と関係ないエピソードまで詰め込んでしまい、結果的に「で、結論はどこ?」と読者を疲れさせてしまうリスクがあります。 忙しい現代の読者には、読み飛ばされてしまう可能性も高い。
そして、もう一つの課題が「収益面での弱さ」です。
体験談は、あくまで「私の感想」。読者との距離は近くなりますが、商品購入の「決め手」という点では、PREP法でバシッと「あなたにはコレが必要だ!」と断言する記事には及ばないかもしれません。この点は、今後の大きな課題だと認識しています。
これから私が目指すバランス。「型」を知り、自分らしく「崩す」
ブログ開設から6ヶ月。 「書き方が分からない」と悩んでいた初心者の私は、今、新しいスタートラインに立っています。
私が目指すのは、完全な「型無視」ではありません。 PREP法という、先人たちが築き上げた「分かりやすさの型」の重要性は、今ならよく分かります。
目指すのは、「物語という体験談の中に、PREP法という論理構造を、意識的に持たせる」ことです。
不要なエピソードは勇気を持って削り、冗長さを減らす。 でも、読者との距離感を縮める「私の感情」や「失敗談」は、絶対に消さない。
最後に、かつての私のように「型にはまった文章が書けない…」と悩んでいる初心者ブロガーさんへ。
「型を知らずに書く」のと、「型を知った上で、あえて自分らしく崩す」のは、全く違います。
まずは、PREP法などの基本の型を一度、頭に入れてみてください。 その上で、「自分らしさ」を出すために、どこをどうアレンジするかを考える。 あるいは、私のように、がむしゃらに「自分の体験」を書き続けてみる。
どちらから始めても、きっと途中で「あ、こういうことか」と気づく瞬間が来るはずです。
定年を迎え、新しい一歩を踏み出した私にとって、このブログは人生後半の「挑戦の記録帳」です。 これからも、格好つけず、等身大で。 でも、ほんの少しだけ「読者さんへの分かりやすさ」を意識して。 私の「やってみた!」を、ここに綴っていこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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